M's last diary

自分について知っているニ三の事柄

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

孤独は悪くない

「一人ぼっちは孤独じゃない」と何処かの女優が言ったとか……。 彼女の言いたいことには概ね賛成だけど、その言葉には「孤独=悪い事」みたいな前提を感じる。 「孤独はそんなに悪い事じゃない」 自分としては、こういう言い方の方がしっくりくる。 入園直前…

父と息子

父に似ていると言われると、あまりいい気分がしない。 昔からそうだった。 「あら、お父さんにそっくり」などと親戚や父の友人に言われると、子供心に嫌な気分になった。 何故だろう? 別に父が嫌いだったわけでもない。 かと言って大好きという訳でもなかっ…

般若心経

母の納骨は無事に終わった。 立ち会ったのは、僧侶の他に私一人。 最初に一周忌の法要があり、僧侶が般若心経に続き、いくつかのお経を唱えてくれた。 般若心経は経本を貸してもらって、私も一緒に声を出した。 母は般若心経が好きだった。 一時期、写経に凝…

納骨

明日は母の納骨に行く。 去年は色々な状況があって、納骨をしなかった。 約一年間、遺骨と暮らしたことになる。 その間に母の遺品を整理した。 何でも取っておきたい人だったので、なかなか量が多い。 途中手に取って眺めたり読んだりするので、どうしても時…

昔の写真

昔の写真をごっそりと捨てた。 なんだかスッキリした。 卒業アルバムや成績表はとうの昔に捨ててしまったが、あの時と同じ、いやそれ以上の解放感がある。不思議なものである。 震災などの時、思い出の品が消えて悲しむ人もいるが、それを機に生活が一変し、…

怒り

思えば子供の頃から心の中に怒りがあった。 世間に対する怒り。学校に対する怒り。家族に対する怒り。そして自分に対する怒り。 それをどうコントロールするか、それが大事だった。 特に小学校中学校の頃は、それが日々のテーマだった。 いや、その頃はコン…

ノラ・ジョーンズ

ノラ・ジョーンズを聞きに行った。 場所は日本武道館。久しぶりのコンサート鑑賞だった。 コロナの影響はだいぶん薄れて、会場はほぼ満席。 ノラの声は柔らかくも、力強く、独特の魅力がある。 素敵なコンサートだった。 椅子は堅かったが、時間もそれほど長…

自由は孤独

昔から感じていた事だが、本当の自由は孤独と抱き合わせだ。 父が死に、姉が死に、去年母が死んだ。 姉の死は予想外に早く、自然な順番からすれば母が先に死ぬはずだった。人生は何が起こるか判らない。 私の家族は四人だったが、三人が死に、私一人だけが残…

『娘よ』

パキスタン映画『娘よ』を見る。 争っている部族が、その和解の為に相手の首長とまだ10代の娘を結婚させる話。 そんな子供と結婚したがる部族の男の醜さよ。そしてそれを認めてしまう父親もまた、15歳の妻を娶っているという救いのなさ。 部族の誇りだかなん…

『禁じられた歌声』

『禁じられた歌声』という映画を観た。 2014年の公開されたこの映画を知らなかった。 イスラム過激派に占拠された西アフリカのマリ共和国ティンブクトゥの話。 イスラム過激派の支配は厳しく、女性は肌を見せてはいけない。靴下と手袋をしなくてはいけない。…

カラヤン

カラヤンのベートーベン交響曲全集を買った。 学生時代、ベートーベンのシンフォニーは全部持っていた。勿論それはレコード盤でほとんどが中古だった。指揮者も楽団もバラバラだ。 今回、初めて一人の指揮者の全曲集を買った。ボックスセットになっている。 …

ダイアリー

ダイアリーというくらいなら、毎日書かなければならないのか? と思いつつも別に書くこともなし。 というのは嘘だ。 本当は日々思う事はある。 しかし書くほどの価値もない。と思ってしまうから書かない。 今の最大の関心事は、古い書類を処分する事。 古い…

ショウビジネス

映画はショウビジネスなのか? それとも芸術なのか? このところ映画に関して「芸術」は旗色が悪い。 芸術的な映画は少なくなった気がする。 シリアスな映画は多い。 ジャーナリスティックな題材を選ぶ監督も多い。 しかし、それと芸術は本質的には関係のな…

夏が終わる

個人的には夏が好きだ。 最近の日本は以前よりも暑い。まるで熱帯地域の様だ。 これも地球温暖化のせいか? それでも夏が好きだ。 汗をだらだらと流しながら歩くのも悪くない。 問題は、それに同意してくれる人が少ないという事。 もう今年の夏も終わった。

引っ越し

それにしても早く引っ越したい。 母の納骨が終わったら、本格的に考えよう。 浦和とはもうオサラバだ。 そもそも帰ってきたくはなかった。母と一緒に暮らすため、仕方なく戻って来たのだ。 新宿の方が気持ちが落ち着く。 不思議なものだ。

クラシック

最近、久しぶりにクラシック音楽を聴いている。 主に聞くのはベートーベンのシンフォニー。学生の頃から変わらない。 久しぶりに聴くとやはり素晴らしい。5番と7番はいつ聴いても心がウキウキして来る。 カラヤンのしか残っていなかったので、そればかり聴…

日記?

日記などは続いたためしがないが、気楽に書こう。 60歳も過ぎると、人生の終わりを意識する。 「いやあ、今時は人生100年時代ですから」などという声もあるが、100年あってもそれは楽しい事なのか? 終わりがあるから美しいとも言える。 それに以前と同じよ…