M's last diary

自分について知っているニ三の事柄

映画

誰が英雄なのか?

織田信長と濃姫の映画を観た。 話題作であったが、退屈な作品だった。 そもそも、織田信長には興味がない。何故、彼が英雄の様に扱われているのか理解出来ない。 彼の物語は有名なので、それなりに知識はある。それをベースにした映画や演劇、小説なども知っ…

映画『生きる』のリメイク

黒澤明の『生きる』のリメイク、『生きる Living』を観た。 はっきり言ってガッカリした。 『生きる』はこれまでにも何度もリメイクの噂があった。アメリカのスコセッシ監督がリメイクを考えているという話も聞いた。黒澤監督がご存命の頃から、リメイクの噂…

映画について

長い間準備をしていた映画がやっと公開になった。 これはこれでとても嬉しい。評判も良く、大手メディアでも取り上げられて、客入りも悪くない。素晴らしい事だ。 しかしこれも既に終わった事だ。次に向けて何かを準備しなければ……。 最近つくづく思うのは、…

死体と旅する男

トルコ映画を見た。 老人が亡くなった妻の亡骸と共に旅をして、故郷を目指す。 孫娘が旅の友だ。 二人は殆ど会話をしない。共通の話題もない。 老人は頑固だ。 周囲に止められ、警察に違法だと言われても、妻の亡骸を故郷に運ぼうとする。 地味でシンプルだ…

『娘よ』

パキスタン映画『娘よ』を見る。 争っている部族が、その和解の為に相手の首長とまだ10代の娘を結婚させる話。 そんな子供と結婚したがる部族の男の醜さよ。そしてそれを認めてしまう父親もまた、15歳の妻を娶っているという救いのなさ。 部族の誇りだかなん…

『禁じられた歌声』

『禁じられた歌声』という映画を観た。 2014年の公開されたこの映画を知らなかった。 イスラム過激派に占拠された西アフリカのマリ共和国ティンブクトゥの話。 イスラム過激派の支配は厳しく、女性は肌を見せてはいけない。靴下と手袋をしなくてはいけない。…

ショウビジネス

映画はショウビジネスなのか? それとも芸術なのか? このところ映画に関して「芸術」は旗色が悪い。 芸術的な映画は少なくなった気がする。 シリアスな映画は多い。 ジャーナリスティックな題材を選ぶ監督も多い。 しかし、それと芸術は本質的には関係のな…