教師という人種が嫌いだった。
人種という言葉で一括りにしては悪いかもしれないが。
何か共通して嫌なものを持っている。そんな気がしていた。
教師に嫌われていた訳ではない。
どちらかと言うと好かれていた。
贔屓にされたこともある。
こちらから愛想良くしたこともある。
だから私に嫌われているとは思っていないだろう。
でも何が嫌だったのだろうか?
教科を教える事には不満はない。
上手い人もいれば、下手な人もいる。
人生を教えようとする人には、反撥したくなる。
上手い人はいなかった。
そしてそれを自覚していない人が多かった。